色即是空,あるいは,どうでもいい連休

連休明け入札の某中央官庁調達案件の見積対応で土曜日から徹夜。今朝 11 時に帰宅して寝て,野分めく風雨の夕陰に目醒める。

古書で手に入れた岩波思想大系本で『狂雲集』を読み,一休さんの禅について少し研究。「一休とその禅思想」と題された解説の冒頭はこうだ ー「投機の偈は,見性経験の文字による表白である。言語道断の原体験を,言葉でとらえるという自己矛盾をあえて行なう苦吟の過程において,原体験の解放の悦びと,それの世界人生における持つ意義と位置をみずから確かめるとともに,人びとをこの境地に招請しようとする訴えでもある」。「言語道断」という人口に膾炙した用語は別としても,「投機」,「見性経験」,「原体験」のごとく特殊な意味を込められていそうな言葉があり,どうやら仏教の哲学的用語を知らないと,わかったようでわからない状態からは抜け出せそうもない。言語道断の認識にあっての詩…。色即是空,空即是色…。

色即是空の飼猫,アリスとテレス,別名,さくらと一郎に餌をやり,ウンチとオシッコを始末し,休日出張で不在の妻が作り置いたカレーを食しながら,朝日朝刊に目を通す。

北朝鮮拉致問題十五年,「いま動かないと」との蓮池さんのコラム。国家が守るべき最大の主権(国民の生存権・生命・自由)を組織的に侵害されたというのに,ほとんど何も手が打てない,国家として屈辱的な事案。家族が誘拐されたというのに,「ちょっと相手が悪いんだよね,返せ,返せとは言ってんだけどね」,なんて警察に諭されたらどうか。こんなあり得ない状況が国と国との間ならば何とも思わない日本の国際感覚。どうも,隣の人も「相手を刺激しないで話し合いで理性的に解決しなくては」と他人事のようなことを言うようである。話し合いなどこれまで一度として通用したことのない相手でもか。いったいどうなっているんだこの国は。「安倍さん,自衛隊に取り返しに行かせろ! 何のための安保法制だったのか! 何のための自衛隊だ! 国家は領土だけで成立しているわけじゃないだろ!」。と,ま,徹夜明けの疲労のせいか,空想的(可能性の絶対的にゼロの)たわごとをひとりごちる。

首相,年内解散検討。憲法改正主眼の解散に違いない。安倍さんは年内解散を突然思いついたのではなく,安保法制可決を受けた政治日程として機が熟したと判断した ー こう考えるべきだろう。2020 年に憲法改正するならこのタイミングで国民に審判を問うしかないからだ。北朝鮮が核兵器で日本を沈めるなんて脅迫しているというのに,世の中にはもり蕎麦,かけ蕎麦を主食にしたいバカ(安倍の足を引っ張る言論をしていれば,賢いリベラルに見られると思っているバカ)が多いみたいだが。

ソフトバンク優勝。おめでとう…,とは口先ばかりで,何の感慨も驚きもなし。カープはどないしたんや? われらが阪神タイガースは?

と,ここで,どうでもいいや,ということで落ちつく。色即是空,空即是色…。

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