サーバが壊れそう

自宅で運用している FreeBSD サーバが異音を発するようになった。冷却ファンの騒音であんまりうるさいものだから妻もうるさくなり,置場所を変えることに。普段誰も使わない部屋の床に直置きにした。

これは Shuttle 製の安物ベアボーン Cube(Intel Core2Duo E7200 45nm-Dual core, 2.53GHz x 2 マシン)で,もう七年くらい使っている。このバカ・ブログや http://yasuda.homeip.net/ を運用している。東日本大震災のとき設置場所からずり落ちてころがりながらも,元気に動いていた。EIZO 製ブラウン管モニタ(FlexScan E67T 19 inch),PS2 コネクタ仕様の Digital 製 101 英語キーボード(RT-6856T 101-US),Logitech 製 3 ボタンマウスというふうに,周辺装置のほうは 20 世紀生まれの年代物である。

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DEC のロゴ
とくに,キーボードは BSD UNIX を育んだ伝説的計算機 PDP-7 を世に出したかの米国 DEC(Digital Equipment Corporation)の製品で,私はこれをある米国人から個人的に譲ってもらったのである。幼い娘がこのキーボードに嘔吐したことがあり,私は時間を掛けて清掃して,復活させたこともあった。DEC はすでになく(PC メーカー Compac に吸収され,その後 Compac 自体も Hewlett-Packard に飲み込まれた),そのロゴを付けたコンピュータ機器はレアものになったと思う。1990 年初頭に UNIX を勉強しはじめた(それまでは自社製大型メインフレームしか知らなかった)私のような者にとっては,Ultrix 搭載 DECStation,SunOS 搭載 SPARC は憧れの BSD マシンだったのである。

かような次第で,この FreeBSD 計算機はちょっと愛着のある機械である。経年の使い倒しでそろそろ寿命か。

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