産經新聞前ソウル支局長出国禁止解除

産經新聞前ソウル支局長が8ヶ月におよぶ勾留を解かれて帰国した。報道機関へのこの不当な弾圧は,韓国の自由と民主主義がいかに表面的なものに過ぎないかを丸出しにしてしまっていた。とりあえずはよかったのではなかろうか。加藤さんはようやくご家族のもとに帰ることができた。

前支局長の出国禁止解除,日韓改善へシグナルか」(4.14 讀賣新聞配信)記事にみられるように,この出国禁止解除は「日韓改善へのシグナル」だって? こんなふざけた話はない。手前から一方的に酷いことをしておきながら,それをやめるから関係をよくしよう,ってか? 日本政府がこの手に乗せられて韓国政府に対するいまの厳しい対応を変えるようなら,バカとしかいいようがない。北朝鮮の拉致問題ビジネス(究極の国家的誘拐身代金要求事案)に乗せられている以上,ありうる話なんである。

韓国のこういうヤクザのやり口に対しては,これからも叩きまくればよいのである。右翼紙・産經新聞がこの問題についていくら反韓キャンペーンをはったところで,「いつものアレか」的ノリでスルーされるのが目にみえている。しかも,まだまだこのアホな事案の裁判は続くわけだ。日本政府こそが韓国政府に圧力をかけてきっちりけじめをつけさせるべきなのである。それでも,産經には,「アノ7時間に朴槿恵はいったいどこでナニをしていたのか?」を,形を変えてやってくれると楽しいんだけどな。

今日,新橋駅のキオスクでみた夕刊フジの見出し — 「出国禁止解除 韓国敗北」。なんで「敗北」なのか。韓国が国際世論に屈服した,ざまあみろ,とでも言いたいのか? 最近,この手の嫌韓,嫌中がブームになっている。その一方で日本自画自賛本が売れていると聞く。無様なことこのうえない。そもそも,日本はひとのこと言えんのか?

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4.12 は神奈川県知事,神奈川県議会議員,川崎市議会議員の選挙だった。知事は現職の黒岩さんが当然のごとくに当選。ま,それはよいとして,神奈川県議会議員選挙については,うちの川崎市幸区ブロックは候補者数が定員に満たず,無投票ということになった。それなら定員削れっちゅうんじゃ。選挙で選ばれたわけではない者に議員の資格を与えてはならない。大学入試とは違うのである。川崎市の税金があんまりにも高いものだから,ホント,こういう無意味な議会運営をみると,ムカムカするんである。

この週末は娘からうつされたと思しき風邪で絶不調。そのまま月曜日人間ドックに行かなければならなかった。なんか血圧がいつもより高く,白血球が多いとお医者から指摘されたが,この体調不良のせいだよ。

人間ドックは横濱・関内の横浜公園に隣接した病院で受診した。雨が降って寒いなか横浜スタジアムのそばを通ったのだが,公園内にはチューリップの花壇がいまを盛りであった。

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横浜スタジアムのチューリップ