東京・神奈川は昨日やっと雨らしい雨が降って,最高気温も 30 度を下回り,今週いっぱいはやや過ごしやすい日が続きそうである。ところが一方で,日本各地で凄まじい豪雨に見舞われている。20 日の日に起こった広島市北部の豪雨による土砂災害で,今日までに 63 人もの死者を出した。誰もこれほどまで被害が大きくなるとは思ってもいなかったのではないか。大木や大岩がごろごろ流れて来て家屋を破壊したというのだから怖い。朝,会社に出かけるまで時間確認のために点けているニュース番組は,ここのところこの災害の報道ばかりである。
こういう自然災害が発生するたびに行政が対策を打つわけだけど,報道によれば,広島県でかつて発生した土砂災害を契機として定められた警戒区域から,今回の被災地は外れていた。いつどこで起きるかわからないからこそ普段の備えがいるんだろうけれど,災害対策は難しいものだと痛感する。とにかくこんな脱力感を催させる被害を目にしても,遠くにいる私には少々の義援金を送るくらいしかできない。
「露大統領の訪日『計画変更ない』 ラブロフ外相見解」との讀賣ニュース。
ウクライナ情勢を巡っては,英米による反露プロパガンダと対露制裁の押しつけが臆面のないレベルになっている。ウクライナ政府もそれに付け上がって,ロシアの戦車が国境を越えて侵犯しウクライナ軍と交戦したなどとデマを広めている。対米従属国・日本としてもマレーシア航空機撃墜事件を契機に制裁強化に踏み切り,一方でロシアも日本に対し対抗的制裁を発動したところで,もうプーチンがこの秋に訪日する見込みはほぼ消えたかとも思われた。どの報道機関もそういう論調だと思う。
そこへこのニュース。これが事実だとすれば,ロシアは一方で日本を絞め上げながら(当然ロシアには,中国と結託して,敵対する米国の優柔不断な飼犬・日本を潰したいと思う伝統的一派がいる),もう一方でラブコールを送っているのは明らかで,おまけにウクライナ情勢とは無関係云々と付け加えているだけにいっそう,日露関係の改善に大いに前向きなことがわかる。
さて,安倍首相がどういう反応をするかである。プーチンを呼ぶべきじゃなかろうか。ロシアへの接近について,アメリカをうまく言いくるめるのはたいへんだ。安倍さんに,角立てずにそれをやる外交力があるやいなや。ま,ノーベル平和賞受賞者・オバマさんの米国がまたぞろ中東でイスラム原理主義国家と戦争をおっぱじめたので(ヨルダンの王制が倒れたらたいへんだから),もうすぐにもウクライナ,ロシアどころではなくなるかも。
中東不安と円安でさらに石油価格が上がるなあ。やっぱりロシアから LNG をもらうのが賢いんじゃなかろうか。
夏の甲子園は大阪代表・大阪桐蔭高校の優勝で幕を閉じた。貫禄の勝利,さすがという感じ。あんまりポカスカ打つもんだから,正直,観ていて桐蔭の試合はつまらなかった。俺は大阪出身なのに大阪代表を応援する気がしないのはなんでだ? おまけに桐蔭は従姪の出身校だというのに? 強すぎるからか。
でも,三重高校もよくここまで勝ち上がったなと感心させられた。まったくダークホースじゃなかっただろうか(失礼!)。準々決勝で沖縄尚学をボコボコにしたのは凄かった。それに対し,わが神奈川県代表・東海大相模は予想を裏切りなんと初戦敗退だった。んー。