桐始めて花を結ぶ大暑初候。数日来激しい雷雨があり床下浸水する地域があったかと思うと,木曜日からは一転してかんかん照りの猛暑となった。木曜日,仕事の移動中に渋谷の道玄坂を歩いて,こりゃ確実に梅雨も明けたか,と合点した。学校も夏休みに入ったからか,渋谷は若者で溢れ返っていた。パイスラ(うちのバカ息子にこの言葉を教わる。わかる人にはわかる最近の世態風俗)の女の子たち。地面から数センチは浮き上がった軽い若者からは,スーツ姿の私はまるで場違いに浮いて見えたことだろう。
梅雨明けと同時に気になるのは高校野球。神奈川県大会もベストエイトが出そろい,お休みの今日,横浜隼人 VS 桐光学園の準々決勝をTVK(テレビ神奈川)チェンネルで観戦した。TVKでは実況を女性アナウンサー(女子アナじゃないよ)が担当する。映像で見えるからといって手を抜かない,基本に忠実で真面目な実況は,高校野球の締まった雰囲気にふさわしい。試合の結果は,予想に反して,横浜隼人が 5-2 で桐光学園を下し,ベストフォー進出を決めた。やっぱり野球は投手の出来で決まるんだな。
猛暑で陽炎ゆらゆら。熱気溢れるプレー,スタンドの応援。若いなぁ。こちらは見ているだけで熱中症になりそうであった。それにしても,炎天下の野球というスポーツを眺めていると,フィールドでプレーする選手よりも,スタンドのチアガールのほうがよっぽど運動量を消費しているように見えてしまう。日本という国の大いなる皮肉だと感じてしまうのは俺だけか。