Mac OS から Windows プリンタを使う

プリンタが壊れた。家電量販店のポイントが九月末で無効になるとの通知があり,その前に新しいプリンタの購入でポイントを使うことにした。今回もキヤノン製(キャノンじゃないよ,キヤノンだよ)のインクジェットにした。PIXUS MG3530 というスキャナ付き複合機。いま機種の切替わりの時期だそうで,皆高い。MG3530 がいちばん安かった。

ところが,MG3530 は用紙カセットをサポートしておらず,壊れた iP4830 と比べプリンタとしてはデグレードした感じが否めない。機種選択を失敗したか。なにより,Mac OS X 10.4 Tiger はサポート OS から当然のごとく外れてしまっていて,私の書斎の PowerMac-G5 に繋げられない。計算機の世界では古い機種は見捨てられて行く。しようがねぇ。家内の使っている Windows 7 PC に USB 接続することにした。もう一台の Macbook Pro Mac OS X 10.6 Snow Leopard はまだサポート対象なので,こちらからはネットワーク共有で使えるようにすることにした。書斎の Mac データを印刷するには,PDF にして Windows から印刷するのでがまん。

ということで,Mac OS X Snow Leopard から Windows 7 の MG3530 プリンタを共有する設定をした。もう計算機の設定は疲れるだけである。一応メモを残しておく。

  1. Windows 7 マシンでの作業
    1. MG3530 を箱から出してインクタンク装着等を行って設置する。付属 CD からプリンタドライバ,印刷アプリケーションなどをインストールする。
    2. プリンタ共有をオンにする:「コントロールパネル」—「ハードウェアとサウンド」—「デバイスとプリンター」で Canon MG3500 series Printer のアイコンを右クリックし「プリンターのプロパティ」からプリンタを選択し,画面の「共有」タブで「このプリンターを共有する」にチェックを入れる。
    3. 共有プリンタにアクセスするためのユーザアカウントを作成する:「コントロールパネル」—「ユーザーアカウントと家族のための安全設定」—「ユーザーアカウント」—「アカウントの管理」から「新しいアカウントの作成」をクリックし,アカウントを作成する。パスワードも合わせて設定しておく。ここの例では,アカウント user,パスワード user としておく。
  2. Mac OS X Snow Leopard マシンでの作業
    1. Mac OS 用のプリンタドライバをキヤノンのサイトからダウンロードし,インストールする。
    2. Windows 7 PC のホスト名を /etc/hosts に登録しておく。ここの例では win7pc としておく。
    3. Mac OS から smb プロトコルで Windows 7 PC win7pc に接続できるか確認しておく:Finder で Command+K(または「移動」—「サーバへ接続」)で現れる画面の「サーバアドレス」ボックスに smb://win7pc(ホスト名)と入力し「接続」をクリックし,認証画面に対し,上記で作成したアカウントのユーザ名 user とパスワード user を入力して接続できればよい。そうでなければ Windows の設定を見直す。接続するたびにユーザアカウントを入力させられるのが面倒なら,キーチェーン設定をしておくとよい。
    4. 「システム環境設定」—「プリントとファクス」にて,共有プリンタを以下のとおり追加する:
      1. 画面左プリンタ一覧下部の「+」をクリック。
      2. 「プリンタの追加」画面のアイコンから「Windows」を選択。
      3. workgroup — ホスト名 win7pc — 目的とするプリンタを選択。
      4. 使用するドライバとして一覧から「Canon MG3500 series」を選択

以上。