横浜スタジアムで野球を観る

横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズ VS 阪神タイガースの試合を観て来た。午後になって雷鳴が轟き雨が降って来たし,横浜の天気予報も小雨だったので,中止か,もしやるにしても濡れそぼって野球観戦するほどの気合いはねぇな〜,なんて半ば行くことを諦めていたのだが,夕方五時半くらいに霽れた。せっかくのチケット,無駄にせじ。意を決して娘と出かけた。新川崎から横浜関内のスタジアムにわずか 20 分で到着。2 回表から,3 塁側内野スタンドにて観戦。球場では雨はほとんど降らず,途中から十五夜の満月が清かに輝いていた。

結果は 3-9 で阪神の大勝。この二チームのことだからきっと大味な内容になるとあらかじめ予想していたが,果たして四時間に及ぶ疲れる試合だった。マートンの大ホームランを二回も観られて大満足。新井兄弟も活躍した。それにしてもベイスターズの采配はよく理解できない。投手陣もだらしない。横浜の三番手・山口投手がそれなりに好投していたからか,6 回裏同点に追いついたあとで,2 アウト・ランナー 1, 3 塁,勝ち越しの絶好のチャンスなのに山口に代打を送らず,山口は当然のごとく凡退。ところが,そこまでして山口投手を引っ張ったのに,8 回,中畑監督はなぜか彼に代えて加賀投手をマウンドに送る。なんとまあ,わけのわからない投手交代。するといきなりマートンが,打った瞬間にわかる特大ホームランをかっ飛ばした。あとはズルズル。次の林投手もポカスカ打たれる。目も当てられん。観ていてアホらしくなって来て,9 回表・阪神の攻撃が終わったら,試合後の混雑を嫌って終了を待たずに球場をあとにした。

8 回裏を 2 三振と内野ゴロで仕留めた阪神の松田投手には,惚れ惚れいたしました。藤浪くんとともに将来楽しみな投手である。前の席にいたおばちゃんファンが「ダメー! 松田クン使い過ぎよー!」と叫んでおりました。阪神ファンを観るだけで球場は楽しい。でも,横浜ベイスターズのホームなのに阪神ファンのほうが圧倒的に多いのは,神奈川県民としてちょっと問題じゃないかと思った。

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