夜,NHK-BS で J1 第 16 節・柏レイソル vs 鹿島アントラーズの試合を観た。レイソルが 2-1 で逆転勝利を納めました。よしよし。ただそれだけの試合。
ザッケローニ日本代表監督が視察に訪れたこの試合,私は柏の工藤選手,鹿島の大迫選手の二人の若手フォワードに注目していたんだけど,これじゃ二人とも代表には呼ばれませんね。ほとんどゴッツァンの決定機が二回,三回とあっても,二人揃って,一度もゴールを割れなかった。とくに大迫選手は酷いものだった。試合がはじまって「この二人,才能があって前から注目しているんだけど,肝心なところでいつもきっちり外してくれるんだよね」とこぼしていたら,ダヴィが頭で押し込んで鹿島が先制。後半に入っても鹿島優勢の感じ。このまま鹿島が逃げ切るのか。ところが,左サイドからの絶妙なクロスに走り込んだ大迫くんが,信じられないようなミスキックで追加点の決定機を逃してしまう。「ほらね」。面白からず。五輪アジア予選で厭というほど見せつけられたどっちらけ。期待はいつも裏切られるのに,イヤな予感はどうも的中してしまう。面白からず。あ,これで柏が追付いたらこのミスが悔やまれるなー,と思っていたら,果たして,柏のクレオ選手がどうみてもオフサイドの位置からゴールを決めて,同点となった。大迫くんはその後もセンタリングに合わせられず決定機をモノにできない。試合終了間際,田中選手のヘッドでの折り返しをまたもやクレオ様が落ち着いて頭で押し込んで,柏が逆転。そのまま試合が終わった。
この日のゴールはすべて外国人選手。この試合は,数少ないチャンスを確実に決められるクレオ様と,据え膳パスを受けて何度もフカしてしまう,決定力の決定的不足に悩む大迫くんとの違いばかりが目に付いた。工藤くんは工藤くんで,シュートのことごとくがキーパーの真正面。つまらねー。才能豊かな若いフォワード選手,もっといいとこ見せてくれよー。私は柏のファンなので柏の劇的逆転勝利には満足したんだけど,日本のサッカーを思うと大いに後味が悪い。