川崎駅に歩いて行く途中,町内会の秋祭りのお神輿を観た。実りの秋を言祝ぐ鹿島田神社のお祭り。地元・川崎市幸区鹿島田は商店会が中心になって行うお祭りが,近年珍しく盛んである。雨の中,町内会の子供たちが山車に乗って太鼓を叩いたり,若い女性が鯔背に横笛を吹いたりで,お囃子も活気があった。神輿を担ぐ若い男女の真っ赤な法被,おばちゃんたちの紫の着物がきれいだった。神輿,山車に付いて行くと近所の有名な寿司屋の前で駄菓子が振る舞われるので,ウチの子供たちも幼いころは楽しみにしていたものである。
先日,髪を切ってもらいながら,床屋のマスターと話をした。彼は私より一世代若く,ちょっと元シブがき隊・薬丸裕英を野性的にしたようないい男で,モテモテのはずのイケメンなのだけれど,まだ独身である。ちょうど秋祭りのお囃子の稽古が遠く聞こえて来たこともあり,話題がそちらに向いた。彼の話によれば,このお祭りは必ず雨に見舞われるということだった。果たして,昨日は秋晴れだったのに,今日は昼から突然雨が降った。またしても予想は的中した。