U-20 ヤングなでしこが堂々銅メダル。皆が同じようなことを言っているかと思う。試合内容ではナイジェリアに劣ったけれども,少ないチャンスをものにし,後半の猛攻をしのぎ切った。優勝を狙うと宣言し,それは叶わなかったにせよ,準決勝に敗退した精神的挫折を見事に克服した価値ある3位ではなかろうか。おめでとうございます。さすがでした。
私の個人的感想では,今大会でいちばん目立った日本人選手は,間違いなく柴田華絵選手である。うん,この子のプレーがいちばん好き! ゴール数では田中陽子選手に及ばなかったが,攻守の切替え,運動量,パス・ドリブルのセンス,シュートのタイミング,1対1での駆け引き,ミスの少なさ,どれをとってもピカイチだった。ケガにも強そうだ。しかも,重要な試合の厳しい局面,ココぞというところで決定的仕事をしてくれた。
タレントが豊富と言われたこの世代,次のワールドカップ,五輪が楽しみである。ま,二列目に才能豊かな選手の多いヤングなでしこは宮間,川澄にはまだまだ,ぜんぜん届かないわけで,すぐになでしこA代表に呼ばれるのは無理だろうけど。なにはさておき,日本の女子サッカーは大会ごとに着実に進化している姿を見せてくれる。そこが素晴らしい。