新人歓迎会

今日は新人歓迎会。今年はたった二名。なんと東大大学院修了の好男子と,熊本の工業高校を出た初々しい,ガタイのでかい兄ちゃん。当然ながら,部でいちばん忙しい部署に配属された。私が入社したころはコンピュータ関係部署も大らかで,全社研修に半月,コンピュータ導入教育に二ヶ月,プログラミング(汎用機アセンブラ,COBOL,PL/I,C)に二ヶ月,工場実習(ハードウェアの基盤部品組立てやら,軍隊のような工場ラインでの組織的労働)に二ヶ月,SE実務教育(電話応対の仕方から見積・検査などの事務処理まで)に半月と,七ヶ月もの教育期間があったものだが,最近は現場で鍛える方針になり四ヶ月少しで配属される。若い者たちと飲み,二次会まで出て帰って来た。

帰宅途中,電車に若いバカップル(熟年のバカップルは見たことないが)がいた。私が新橋で乗車すると,すでにドア付近で,ベタベタ,イチャイチャ。女のほうから男に抱きつき,男は女の向きを変えて胸元に腕を回し,と臆面もない。元々側のつり革にぶら下がっていた中年男性は煙たがって,別のところに移動した。私は,おそらく,彼らの視野になかろうと思われ,よくよく様子を見ていた。バカップルは第三者からは「みっともない」の一言なんだろうけど,女が何とも愛おしそうに男を見つめ,幸せ一杯という表情を浮かべているのを見ていると,馬鹿は馬鹿なんだろうけど,私も少し幸せな気分になってしまった。

若いのはいい。新人も,バカップルも,仕事の達成感でも,恋人とのエッチでも,一生懸命幸せになってください。

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妻は今日は夏期休暇の一日。独り,上野に行き,マウリッツハイス美術館展でフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」ほか,ルーベンス,レンブラントを観て来たらしい。私も行きたかったな。

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酔っぱらって帰宅し,ニュースを見た。例の竹島領土紛争に絡んで,野田総理の「親書」を韓国側が返却して来たらしい。なんと韓国大使館の外交官が外務省に持参したところ,門前払いを食らった。国会では,野田総理,玄葉外相が野党の代表質問に対し,「天皇を侮辱した上,親書を返却するとは,韓国大統領並びに韓国政府は,どうも大人の振舞ができないようだ。APEC で会談するかは,もう少し相手が大人かどうか見極めたい」みたいな蔑み,敵意をむき出しにした答弁をしていた。わが国の政治シーンでこの光景は珍しい。今回,日本政府は本気である。

面白くなって来ました。そうそう,その調子で韓国政府を「バカ」にし,挑発してやるのがいいのだ。そして韓国の「子供じみた逆上ぶり」を国際的に騒ぐのである。APEC では — 韓国首脳が子供じみているからこそ — ぜひ首脳会談を実現し,全世界が注目しているところで「何故,韓国は国際司法裁判所で正々堂々と争わないのですか。そして,イ・ミョンバクは天皇陛下を侮辱したことについて,発言を撤回するとともに陛下と日本国民全体に謝罪していただきたい」と要求すればよいのだ。韓国が熱くなればなるほど,日本は有利になる。