あらゆるものごとが桜の季節・春にはじまるわが国でプロ野球,J リーグが開幕したのに対し,欧州サッカーは 2011-2012 シーズンの佳境を迎えている。
サッカー日本代表のエース(背番号 10)にして,所属するボルシア・ドルトムントのなくてはならない選手に定着した香川真司選手は,昨日 3.30 のシュツットガルト戦でゴールを決め,欧州 1 部リーグにおける日本人ゴール年間記録(高原直泰選手の 11)を 12 に塗り替えた。3 戦連発でドルトムントの無敗記録更新に貢献し,目下絶好調である。チームも勝点 63 でブンデスリーガの首位を走っている。しかしながらリーガ 2 連覇を果たすためには,現在 2 位の強豪バイエルン・ミュンヘンを退けなくてはならず,優勝のハードルは決して低くはない。
ドルトムントは残り 6 節。4.11 にホームでバイエルンと直接対決がある。もしここでドルトムントが勝利できるならば,バイエルンがその他 6 試合を全勝したとしても,3 勝 1 敗 1 分以上で優勝が決る(これも生易しくないんだけど)。黄色と黒の旗のはためくあの 8 万人収容のシグナル・イドゥナ・パークでの 1 戦。4.11(日本時間 4.12 未明)がホント楽しみである。テレビで観られたらなぁ!
香川選手は残り 6 試合で 5 ゴールを上げられれば,優勝の立役者となるのはまず間違いがないだけでなく,本田選手の年間 16 ゴールの成績(2 部リーグでの記録なのであんまり取上げられないのだが)を上回り,文字通り欧州日本人選手のレジェンドになる。とにかく,ケガをせずに最後まで実力を発揮し,6 月の W 杯最終予選に還って来てほしいものである。