2012 元旦

おめでとうございます。また新しい年が来ました。新春を迎えると,ここ数年ロクな年がないと思いつつも,なんかリセットできる気持ちになるのが不思議である。

大晦日はいつも紅白歌合戦,ゆく年くる年を観て,蕎麦を食うんだけど,今年は紅白を少し覗いたら,いきなり五木ひろし,伍代夏子の時間にブチ当り,なんかイヤ気がさしてヤメ。それからは芭蕉研究で夜更かし。除夜の鐘もクソもない年越しであった。ショスタコーヴィチの交響曲第5番とピアノ五重奏曲とを夜中であるにもかかわらず大きな音で鳴らして,ホンモノのインテリゲンチャに思いを馳せてから,「よし今年こそ」(何ぢゃ?)と意を決して床についた。

今日,元旦の日,雑煮を食いながら天皇杯決勝戦をテレビ観戦していたら,14 時半頃地震が来て結構大きく揺れた。新年早々これかよー,しかも 3.11 と同じくらいの時刻じゃねーか,おー,サッカーの中継カメラも揺れてるよー。ま,津波の心配はありませんとの情報がその後流れてひと安心。天皇杯は FC 東京の一方的な試合になり,つまらなかった。「前座」で INAC 神戸が選手権を制覇した。無敗の2冠。さすがである。

そのあと,夫婦で JR 川崎駅周辺まで散歩。元旦の町中はのどかでよい。ところが川崎駅周辺のショッピングモールは人で溢れていた。丸善で江戸風俗関係の本(フーゾク本ぢゃないよ,衣裳やら髪型やら調度やらの解説本のこと)を眺め歩いた。結局1冊も買わず何点か購入候補をチェックしただけだった。人酔いで大いに疲れ切って帰宅した。上弦の月が雲隠れに朧に見えた。
 

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/第9番
B. ハイティンク (Dir)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
ユニバーサル・ミュージック (2001-04-25)
Shostakovich: Piano Music - Chamber Works
V. Ashkenazy (Pf),
Fitzwilliam Quartet,
Beaux Arts Trio, et ali.
Decca (2006-06-13)