昨日は天皇誕生日にして,うちの息子の満二十歳の誕生日。可哀想に,いつもクリスマス・パーティと一緒のお祝いである。息子はバイトとクラブで忙しく,めずらしく家族でご馳走を食べ,プレゼント交換をした。いつもの通り,私は本と音楽ソフトをプレゼント。今年は息子にはいきものがかり PV コレクション DVD と,又吉直樹著『第2図書係補佐』,娘には Acid Black Cherry(ビジュアル系ロックバンド)の CD『Q.E.D』と三上延著『ビブリア古書堂の事件手帖』を買ってやった。 妻には中西進著『美しい日本語の風景』とコーヒーカップセット。月末の厳しいこの時期お小遣いが破綻寸前である。私も低反発ピロー,VANS ブーツスニーカー,北村薫著ベッキーさん三部作の本などなどを貰いました。
そして聖夜の今宵は,神保町の富士見坂にあるロシア料理店『サラファン』。年に一度の贅沢である。ロシア料理店というのは何故どこもかしこも狭苦しいのか。熊のようにデカいロシア人の図体になった感覚もお楽しみください,ってか。暗い店内でクリスマス特製コースを食った。メニューは,鮭とサワークリームのブリヌイ他シェフお任せザクースカ,ピロシキ,ボルシチ,ビーフストロガノフ,デザート,ロシア紅茶。やっぱりボルシチがいちばん旨かった。ロシア・ビール BALTIKA 3 番も — いまいちとは承知しつつ — ついでながら注文。デザートを食い終わると腹一杯になりました。
神保町は何ヶ月ぶりか(妻は神保町勤めなので,なんの感慨もなかろうけど)。陽が落ちてからやって来たので,古書店はみなシャッターを降ろしたあとだった。靖国通りの南側(西日の当たらない,北向きの,本に優しい側)には書店がずらりと並んでいるわけだが,ラーメン屋やコンビニに変わってしまった一画もあり,DVD・ネットカフェなんかのイルミネーションも目立つようになった。こうして一大古書店街も様変わりして行く。残念至極也。