讀賣が『日立,リトアニアの原発建設で仮契約』ニュースを報じていた。
日本は福島原発事故を契機として脱原発に政策転換した。しかし,海外への売り込みは別ということで,日本は東南アジア等への原発輸出にも消極的ではない。ダブルスタンダードのように思われるこういう振る舞いは,帝国主義に特有のもので,驚くには当たらない。他国に取られるくらいなら,求める国に日本の技術を輸出して,相手国ともども日本国民が潤えばよいのである。ここには道義的問題はまったくない。こうして武器輸出三原則,非核三原則も見直されて行くはずである。
脱原発を決めたドイツは,この点きわめて潔いようにみえる。だけど,内実は,このリトアニアだとかポーランドだとかの隣国の原発発電力を輸入している。見方によっては,他国に原発リスクを押し付けているに過ぎない。