民主党新代表

野田さんが海江田さんとの決戦投票で逆転で新代表に選ばれた。私は前原さんかなと考えていた。増税を掲げる野田さん,笑い者経産相だっただけに笑い者首相になること間違いなさそうな海江田さん「だけ」は勘弁してほしいと思っていた。「野田さんに決まり? なんでダチョウクラブが総理になるの?」というのは,うちの妻や娘の反応。でも,野田さんに決まったからには期待したいと思う。菅さんよりはマシだろうと。何の根拠もないけど。

それにしても,テレビも新聞も「この課題山積のなか民主党は親小沢と脱小沢の駆け引きにばかり始終している」なんて批判している。彼らこそが勝手にそういう図式に拘って政治意識を低くしているだけの様に思われる。政策論議がないなんて,なに偉そうなこと言ってるんでしょうか。もとより検察と結託して小沢一郎を犯罪者にしたてあげたのはほかならぬマスコミなのである。
 

付記:

今回,海江田,前原,野田,馬淵,鹿野の五名が出馬し,一回目の投票で海江田トップ,二回目の決選投票で前原,馬淵,鹿野陣営の票を集めた野田が勝利した。もとより馬(馬淵)と鹿(鹿野)が新代表になるなんてまったく夢のような話だった。そのわりに野田勝利に馬と鹿が大いなる役割を果たしたわけである。この一回目と二回目でトップが異なるなどというネジレた代表戦,馬鹿によって決せられたっちゅうことか。なんとも象徴的である。

野田さん,「どじょう」発言が何か無意味に受けているけれども,首相が泥のなかを這い回るどじょうじゃ困ります。新首相,期待したいんですけど。。。

来年 2012 年,米国,韓国,ロシアの大統領選挙がある。そして中国も習近平が新しい国家主席に就任する見通しである。北朝鮮も金日成生誕 100 周年,つまり北朝鮮の国家的一大イベント年を迎える。どの国も花火を揚げたいと思うのは目に見えている。となると,国内の不満を外に向けたくなるのは政治の常道。各国とも対外的に強気の姿勢を構える可能性が極めて高い。外交無能の上,震災で疲弊する日本はその一番のターゲットになる。もうそろそろ韓国,中国,ロシアが領土絡みで日本をイジメにかかっている。

こんななか,財務畑で官僚のいいなりの野田さん(要するに内向きの外交オンチ)で乗り切れるのか。ホント心配である。そんな外交的修羅場でどじょうになられた日にゃ国民も泥まみれになるんじゃなかろうか。