8.6,夏の甲子園開幕

夏の高校野球大会が開幕した。宮崎・日南学園と福島・聖光学院の試合は白熱したよい試合だった。聖光学院が 5-4 でサヨナラ勝ちを収めた。スコアの割には,投手の投げ合いが見所の,緊迫した好ゲームであった。

私は神奈川県大会からテレビで観ていたんだけど,高校野球は,スタンドの応援も観ていて楽しい。ブラスバンドやチアガール,ベンチ入りできなかった部員たち。百人前後の部員がいる伝統校などでは,三年間スタンドから応援するしかなかった子もいるんだろう。それでもやめずに三年間野球に打ち込んで来たんだなぁ,と思うと胸が熱くなって来る。それは無駄じゃない。こういう子供たちは社会に出てからも,目立たないことで子供じみた敗北感に陥ることなく,ある目標を目指して世の中のためにきちんと仕事をするはずだ。

昨日,新人が二名,私の職場に配属された。一時期は年に七,八人配属されることもあったのだが,ここ数年,二,三人。きびしい就職難(現場のわれわれからすれば,ノドから手が出るくらい新人に来て欲しいので「採用難」)が続いている。私も昔は就活生の面接官をやらさせられたものだが,一時期あまりの多忙ゆえにお断りしたせいか,最近はお呼びがとんとかからなくなってしまった。いま面接官をやるとなれば,おそらくはもう学歴・学業成績なんかはまったく配慮しないだろう(「学歴だけ」の人間にこれまで何度も痛い目に遇わさせられている)。勤労採用担当からの指針もそのようなものになっているはずである。応募者のなかの,目的に向かって準備し問題に立ち向かう姿勢こそを,見極めようとするはずである。「高校・大学で野球を一所懸命やったけれども,一度もレギュラーになれませんでした」— こういう自己アピールをされたら,私なんかコロっと来るかも知れない。

高校野球とはまったく関係ない話になってしまいました...