すき家で晩ご飯

今夜,妻,娘とすき家で晩ご飯を食べた。息子がバイトをしているので,からかいに行こうということになったのである。息子は「来て来て,XXXX が旨いよ」とまんざらでもなさそうであった。「なかなかいい店じゃないのぉー,予約しておいた XX ですけど」と言ったらウケるかしらと,妻がすき家なんかではありえない冗談を言う。そういうセレブ風を吹かせるババア,いる,いる。

私は鳥丼と豚汁,冷奴を食った。540 円でさらにサービス券で割引があった。味も悪くない。親子 3 人で食ってもたった 1400 円程度である。だけど,家族の食事は自宅で作る方が安上がりであって,低価格外食産業といえども,この手のお店はやはり独身者,昼のサラリーマンの味方というのがうがっている。すき家はいまや牛丼チェーン企業では勝ち組となりつつある。息子と一緒に働いている若者に,レジで挨拶した。「ありがとうございます,またどうぞ」と横からわざとらしく息子が言う。娘は「あのレジの兄ちゃんイケメン! 今度一人で来よ」とそんなことばかり言っていた。

いつも行く床屋の主人も,アルバイトしているというのを息子から聞いて,すき家に食べに行ったと言う。えらいハンサムなのに三十後半になってもまだ独身の主人。義理堅い。