サッカー・アジア杯がはじまりました。天皇杯,高校ラグビー,高校サッカーも面白かったけど,アジア杯の楽しみには及ばない。国際試合は観客の独特の雰囲気があって,私はこういうなかで日本のナショナルチームのプレーを見ることができる幸せを感じてしまうんである。
ワールド杯で結構いいところまでいったので,このアジア杯は当然優勝みたいな雰囲気がある。それだけに,ヨルダン戦の 1--1 ドロー,昨日のシリア戦の 2--1 辛勝という日本チームの結果に対して,サポータは少し欲求不満気味かも知れない。でも,どちらの試合でも,日本代表は追いつめられたところで実力を見せつけてくれたわけで,私はいたく満足しているんである。昨日の先制点 — 本田が右サイドを一人で突破して中に切り返し,そのパスを受けた香川がシュート,キーパーが弾いたところを松井が掠めて相手選手を背中で抑えつつシュートコースを開けると同時にパス,そこへ飛び込んだ長谷部がスルーパスのようなシュートを放ってゴール — は,サッカーの醍醐味を見せつけてくれるような美しいゴールであった。
あのレッドカード — JFA が抗議したけど,時間切れで受理されなかったらしい — だって「中東の笛」というやつで,その後主審は日本にも PK をくれたんだから根に持ってもしようがない。それより日本チームが起死回生のプレーを見せてくれたことがなによりである。
しばらく楽しみが続きそうである。