組閣・巨人戦

お休みの今日,昼からプロ野球を観た。NHK BS 阪神 VS 巨人戦。中国の怪奇小説集を読みながら,オンライン麻雀ゲームで遊びながら。またもや堕落した午后を過ごした。

投手力においてお笑いともいえる両球団の試合としては本当に珍しいことに投手戦となり,ハラハラ,ドキドキ,よい試合だった。いつものとおり再三のチャンスを潰しつつも,ベテランが仕事をきちんとした阪神が 1 点を守りきった。長らく怪我に苦しんだ阪神・能見のピッチングが今日のすべてだった。9 回藤川投手が出て来たときは,久保田投手が素晴らしい制球とスピードで 8 回を完璧に抑えたところだっただけに,いやな予感がした。藤川投手はこのところこき使われていて最近負けている。果たして無死一二塁のピンチを招いたが,平野二塁手の超絶ファインプレーに運良く助けられ,ストレート一本の配球で最後はフォークで雑魚を三振に切って取ったのはさすがであった。見応えがありました。

まあ,巨人と 5 試合,中日と 3 試合残していることを考えると,阪神の優勝は極めて難しいでしょうが,最後まで諦めずに優勝を目指して頑張ってほしいと思います。ヤクルトには追い付かれずに済みそうだけど,ここで昨年の中日のように(これで中日は私にとってセ・パ両リーグでもっとも嫌いな球団になってしまった)「CS 進出できるからいいや」的試合をやりやがったら,ファンからコテンパに叩かれればよいと思う。
 

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菅新内閣の顔ぶれが決まった。小沢色を排した人気取り路線の踏襲で,世論的には受けは悪くないのではないかと思う。

でも,その糞真面目なだけのエリート臭で私の大嫌いな岡田さんが幹事長になり,その時代遅れの排外主義志向(そのくせ対米従属)で岡田さんに輪を掛けて大嫌いな前原さんが外務大臣になり,私はほとほと民主党政権に愛想が尽きた。前原さんは,考え方において民主党の誰よりも自民党・安倍元首相に近い「美しい日本=反動右翼的強がり国家主義」の大好きな人であって,目下の中国との危険な状況にあって,対米従属根性をいかんなく発揮してくれそうである。それでいて偽メール事件ごときの対応で失敗した恥ずかしい経歴をもつ,極めて脇の甘いリーダーでもある。彼には日航再建と国際便政策に注力していていただくくらいでよかったと私は思う。

今回の人事は米国と外務省が何より喜んでいるのではないだろうか。ホント,「自民党の看板だけ民主党に入換えた内閣」になってしまった。「政権交代」は旧に復する形で終わりを告げた。小沢一派は「新民主党」を旗揚げして離党してくれないものか。そして国会はネジレネジレてさらに混乱すればよいと思う。官僚支配が徹底し,それによって国力が底に落ちるのが明らかになったほうがよい。

これで中国・韓国との関係はかつての小泉・安倍時代のように悪化の一途を辿り,ふたたび対米従属路線が勝利して,米国とともに経済が奈落の底に落ちて行くのかと思うと ... いや,どうでもよい。私は,職にあぶれた若者が巷に溢れて悪事をはたらかずにはおれない世相を横目にみながら,私の仕事をするだけである。エゴイストに徹するぞ。