W 杯初戦の日本の勝利で日本が浮かれているその一方で,キルギスでは民族間紛争が問題になっている。いまのところ「列強」のチャチャは目立っていない。どうしていまこういうことが起きるのか,新聞を読んでもいまひとつわからなかった。
韓国が勝ち,日本が勝ち,いよいよ北朝鮮がどうなるのか,やはり私も W 杯期間は「バカ亭主」である。北朝鮮がブラジルを降す,なんてまず想像もできないけれど,勝ってほしい。チョン・テセが見せてくれるのを期待したい。
韓国では日本の勝利が「アジアの反乱がはじまった!」と報じられた。このアジアの三国がそこそこ奮闘して,アジアの地位をぜひとも上げてもらいたい。韓国も放映権云々で目くじらを立てないで,同胞の北朝鮮国民にテレビを見せてやればよいと思う。
参院選を前に各党の街頭演説がはじまった。右翼の街宣も繁くなって来た。自民党・谷垣総裁の街頭演説の様子がテレビで報道されていた。思ったとおり,「選挙のことしか考えていない国民不在の民主党に民意の裁きを!」と叫んでいた。民主党に言わせれば「あんたらに言われたくない」というところだろう。選挙のことしか考えないのは,民主主義の端的な姿であって,どこにも悪はない。「民意の裁き」にまたもや平手打ちを喰らうのはどっちだろうか?
今日も霞ヶ関,赤坂溜池付近では右翼の街宣車がうるさくてしようがなかった。全共闘の菅直人,毛沢東主義者の菅直人を支持するのは,ヒットラーを支持するのと同じだそうである。うんうん,心情的にはよく理解できる。知性のカケラもなさ気の右翼は,かくして行動を起こしているだけ,いまや存在すらしない「サヨク」を仮想し,PC のキーボードを叩いて口先だけの悪口に終始する「ネット右翼」とは雲泥の差がある。知性を装う理論派右翼よりよっぽどマシである。そのクレイジーさは賞讃に値する。でも,なんで鬼畜米英に対してそのクレイジーさを発揮してくれんのか,私には理解できない。ああ,中国の台頭で損をする誰かに雇われていやがる,という風に白けてしまうのである。