すごい日本勝ちました

紫陽花の咲くころとなった。雨の季節。

日本はカメルーンに勝ってしまいました。岡田監督,ラッキーがあったとはいえガマンの守備が結果に結実してよかったねー,というのがいちばんの思いである。いやぁ,終了のホイッスルが鳴ったときは,シアワセな気分になりました。ありがとうございました。岡田監督に心情土下座である。1 ゴールですべてが変わるのがサッカーである。

日本チームは全般を通して浮き足立ったところがまったくなかった。贔屓の松井選手が素晴らしいクロスをあげ,ビッグマウスの本田選手が期待に応えて冷静にゴールを決めた。本田選手,セリエ A のストライカーみたいなゴールでした。後半攻めまくられながら持ち堪えたこの勝利は,価値が高い。無失点は凄い。

闘莉王がエトーにケリを入れてレッドカード,なんていう私の心配も,ありがたいことに,現実にならなかった。息子の話では,闘莉王がまたもやオウンゴールをするだろう,といういじわるな予測がミクシィで盛り上がっていたらしい。ほっとしたサポーターが多いのではないか。「ブルームフォンテーンの喜劇」にならなくてホント,私もほっとした。勝利が決り,日本代表選手が集まって大喜びしている横で,闘莉王が独りピッチに跪いて神に感謝の祈りを捧げていたのが感動的であった。

初戦から,負の期待を裏切られて大いに得した気分の人が多かろう,と私は確信する。

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昨夜,他人をないがしろにするような長男のつまらないひとことで,私はブチ切れてしまった。近所が何事かと思うくらい興奮した大声で,子供たちを叱責してしまった。半年に一度くらい,子供のウソや独善的発言に対して,私は喚き散らすことがある。妻は私が暴力を振るうのではないかとブルブル震えていた。オレが手を挙げたことがあるか?

今日夕方,「昨日は言い過ぎた」と子供たちにメールで詫びた。夜は,家族皆で W 杯日本初戦を観戦した。うちのガキどもは,クラブ活動で叱られ慣れている。切り替えが早い。親にとっても救いである。

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溜池,外堀通り沿いに白い紫陽花が咲いていた。

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