サッカー東アジア選手権

日本代表のサッカーの試合があると知ると,必ずテレビ観戦するのだが,今年に入ってなぜかことごとく見過ごしてしまっている。明日,東アジア選手権・日本 VS 香港があるので,見逃さないようにしたい。

ところで今日,中国がなんと 3--0 で韓国を下したという。先日も,中国は日本戦でスコアレス・ドローに持ち込んで貴重な勝ち点を挙げた。でも,なぜかしら中国代表チームのレベルが上がったという風には見えないのが不思議である。日本も 2 試合続けて格下相手にノー・ゴール試合をして,サッカー・ファンのブーイングを浴びているけれど,私には別に驚くにはあたらない。サッカーの世界ランキングにおける 40 位とか 90 位というレベルのなかでの実力差は,10 位と 20 位との明確な差に比べるとほとんどないのではないか,というのが私の正直なところだからなのである。

サッカーなどのスポーツにおけるランキングの示す実力は,「フォスターの S 曲線」の理論,つまり投資(強化)とその効果(利益・成長)の理論に従うように,私には思われる。しばらく投資してもなかなか効果があがらないが,あるポイントから急に効果が伸びはじめ,ある一定のポイントに達するとまた上昇傾向がなだらかになる,そのような S の字形のカーブに似た特性に,である。日本の位置する 40 〜 50 位台は,おそらく,強化に対する成長のカーブが立ち上がる前であって,いわゆるドングリの背比べが犇めいているまだレベルの低いところなんだと思う。この,いわゆる「離陸ポイント」前の集団のなかでは,勝った負けたはまったく実力の差を示さず,選手の好不調・運だけに左右される。しかし,10 〜 20 位になるといきなりカーブが立ち上がって実力の差が激しくなり,さらにそれ以上の強豪チームになると,40 位以下のチームからすれば文字通り雲の上であって,選手の好不調なんて問題とはまったく無関係に,飛車・角落ちでも勝てない —「間違っても勝てない」相手になる。

東アジア選手権のニュースを見ていて,そんな妄想に近いことをつらつら考えてしまった。そんなこんなで,あんまり期待しないで,日本代表チームのこれからの確実な成長を,— どこかで急に強さを発揮しはじめる可能性を — 信じたい。でも。中国に勝てなかったのは終わったこととして,韓国との最終戦に負けたら許さねえからな。W 杯を前にして,期待感が喪失してしまうではないか。