カーリング,お好み焼き

お休み,テレビでオリンピックを観戦。昨日の深夜もジャンプ・ラージヒル予選を最後まで観た。今日は女子カーリング,日本 VS 英国戦に齧り付き。日本が 11--4 で快勝した。先日カナダ戦を観て,ルールがわかるにつれてこの競技に魅了されて行った。氷上のチェスとまでは言わないが,肉体,知力と集中力を競う,他に類を見ない戦略競技であり,ストーンの置き方,相手ストーンの弾き出しなどで目紛しく戦況が変わる面白さがある。日本は,サッカーやラグビーなどでは身体能力の差でどうしても世界から取り残されてしまうのだけど,カーリングではパワーでなく制御の能力がモノを言うわけで,日本がこういうジャンルで世界を制することにこそ価値があると思った。カーリングのあとは,男のなかの男のスポーツ,ラグビーの日本選手権。スポーツ番組ばかり観てしまう。

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月一回の家族外食で,お好み焼きを食べに行った。ミューザ川崎シンフォニーホールすぐそばの『ぼちぼち川崎西口店』というお店。チェーン店のようである。昭和 30 年代の貧相だけど元気だった関西をコンセプトにした雰囲気。昭和の歌謡曲や懐かしい海外ポップスが BGM として流れていた。「あ,これ,西城秀樹がライターに火を点けて歌ってた曲」などと,芸能ネタに強い妻も懐かしがっていた。各々 2 枚ずつ平らげた。突き出し風の一品料理が安くて旨かった。おしゃべり好きな店員さんも好感がもてた。また来よう。

お好み焼きは日本全国で定番の料理となり,店も「レストラン」となった観がある。清潔で広くゆったりとしたチェーン店舗が一般的である。いまや家族四人で食べに行くと,飲物など含め 1 万円の出費を覚悟しなければならなくなった。私の小学生くらいのころは,近所に必ず小さなお好み焼き屋があり,割烹着を着たおばちゃんが一人で切り盛りしていたものである。私のような関西出身の中年以上の人にはわかると思う。母が働きに出ていたので,学校が午前で終わる土曜日には母から 2 〜 300 円を貰って,しばしばお午代わりに「お好み」を食べに行った。それで当時は 2 枚くらい食えた。たこ焼きも 4 個入り 10 円だったと思う。郷愁のなせるところかも知れないが,いまのチェーン店の凝ったお好み焼きよりも,当時の薄汚い店で食ったもののほうがじつに旨かった。

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