川崎散歩

家族の決め事がある。一週間に一度体重を測り,増えていたら休日にウォーキングなりランニングをすることにしている。厳密なところはなにもない。ダイエットのため,私のメタボ解消のため,娘が提案したのである。妻が先週で少し増えたので,今日,娘,妻と三人で川崎駅まで歩くということになった。約 6 キロくらいの行程か。

自宅から府中街道(国道 409 号)に出てこれに沿って歩き,JR 鹿島田駅商店街の入り口交差点で古市場の方へ折れ多摩川に出る。途中,二本立ての美しい日立ビル,古市場商店街にある昔ながらの食料品店をデジカメでパチリ。

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多摩川の堤をひたすら河口めがけて進む。河川敷にあるゴルフの練習場は雨あがりなのか閑散としていた。野球場では少年たちが練習をしていた。雨が降ってもできることはやるんだ。いつも夜中にタクシーでしか通ったことのない第二京浜(国道 1 号)を潜る。ガキどもが段ボールで橋下に隠れ家を拵えているところだった。

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国道を過ぎると,大きな馬場がある。川崎競馬場の関連施設かと思われる。早朝にはサラブレッドが見られるそうである。馬場の横にゲートボール場があり,雨あがりで状態のよくないはずだが,お爺さんがひとりで練習をしていた。このあたりになると川崎駅周辺の企業ビル群,高層マンションが望まれる。

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幸町のあたり。こんな時間にこんなところで釣りをする人がいた。多摩川は意外と綺麗なんである。向こう側の中州にはホームレスのバラックがたくさん並んでいた。JR 東海道・京浜東北線の鉄橋が見える。ここから多摩川沿いを離れる。再び府中街道を横断。もう車のライトも煌煌としはじめる黄昏。バス通りをしばらく歩いてラゾーナ川崎に着いた。

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ここで妻・娘と別れ,私は別行動。喫茶店でブレンドコーヒーを飲みながら,ドナルド・キーンを読んだ。そのあと,ラゾーナ・ビッグカメラの酒コーナーで,あの高名な日本酒の銘柄・越乃寒梅を発見。懐かしさのあまり,720ml 瓶をゲット。学生時代,バイト先の居酒屋で,お客さんが「めったに入らない幻の酒だ」と言いながら私に1杯冷やを恵んでくれた。その時はあっさりした嫌みのないお酒という印象しかなく,そもそも酒の味なんて私にはわからないのであった。それから 25, 6 年,越乃寒梅ももはやありがたい銘柄ではないのかも知れない。

今日は私の誕生日。家族と焼き肉を食べて帰宅した。子供たちからプレゼントをもらった。ロシア人のメール友達からハッピーバースデーメッセージが届いていた。私自身は誕生日をなんとも思わなくなってしまったけれども,周囲の気遣いに感謝。

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