今日は,中学三年になったばかりの娘の授業参観だった。授業内容は学級活動。5,6 人ずつ 5 班に分かれて,「学級目標」を話し合う。新しい担任の先生はグループの進み具合をフォローする。そんな黙々,ひそひそ状態が 40 分続いて,正直私は退屈した。終了 10 分前,学級委員が壇上に立って,各班それぞれのステートメントを発表した。夢,仲間,大人への一歩,最後のメモリー,といったキーワードが目を惹いた。健全で少し安心。あと 5 分しかないぞと思いながら私は観ていた。学級委員がなんといきなり多数決を採りはじめた。"Dreams Come True 〜 夢をかなえよう" という目標に決まった。時間の制約のなかで最大の結論を出すという意味で,なかなか見応えのある最後の 5 分であった。
自転車置き場で帰り支度をしていたら,K の奥さんに声を掛けられた。運動会で 1,2 回挨拶したくらいだが,目鼻立ちのはっきりした容貌に見覚えがあった。4,5 分,お互いの近況について立ち話。「またお会いしたいと奥さんにお伝えください」との伝言を承った。
天気がよく,暖かかった。いつもと違う見知らぬ経路で帰宅した。三菱ふそうの工場をぐるっと廻って刈宿という所を自転車で走った。二ヶ領用水沿いの桜を観た。もう葉桜。音のない温もりのなかで,花弁は風に吹かれて散りつつあった。