今日,娘の通っている絵画教室『アリス』の展覧会に行ってきた。JR 鶴見駅から歩いて 7, 8 分のところ。商店街から山の手のほうに折れて,裏道をゆく。道すがら,時おり金木犀の香りがふっとすり抜ける。
教室に着いてまずは娘の先生にご挨拶をした。東京藝大で研鑽を積んだこのジャージ姿の女流はどんな絵を描くのか,私はいたく興味があるのだがいまだかつて見たことがない。
絵画教室の展示会なので,だいたいは生徒さんの作品。オリジナルがほとんどだけど,ミュシャのモシャもあった... 美大受験科の生徒の手になるものにはなかなか優れたものがあった。某詩織さんの個性的なイラスト絵はがき,佐藤某さんの幻想的な抽象画など,ちょっと食指の動くものもあった。娘も挿絵を付けた本など5点ほど出展していた。
小学一年生の作った七宝アクセサリに面白いものがあった。その名も「世界のナベアツ」。アフリカ原住民の芸術のような大らかな意匠。たしかに世界のナベアツがあの「サ〜ン,... ロクっ」というときの顔の顰め様を髣髴とさせて楽しい。