高校野球神奈川県大会

今日,午飯を食べながら何気なくテレビをつけたら,高校野球の神奈川県大会決勝戦が中継されていた。東海大相模 VS 慶応。慶応は自宅からそう遠くない地元の高校だ。点を取られたら取り返す,実力の伯仲する好ゲームだった。妻と昼間からビールを酌み交しつつ観戦することに。延長 13 回の激闘の末,6-9 で慶応高校が優勝し,春夏連続全国大会出場を決めた。アナウンサーが「東海大相模,三年連続の準優勝です」などとわけの分らないことをしゃべっていた。

殊勲の決勝三塁打を放った選手が試合後のインタビューで,「ピッチャー交代の投球練習のとき直球ばかりを投げていたので,真っ直ぐ狙いで行きました」と語っていた。これからの対決を前にしたごく僅かの間に相手をよく観察し,戦術を決め,結果を出したわけだ。後生畏るべし。私自身などは,あとワンアウトというところで投手交代を決めた采配の是非を詮索したり,投球練習する球の速さに感心するばかりであったのに,この選手は「球速ぇなあ」と虞れをなす前に戦いに臨むに当たってなすべきことがなにかを心得ていたのである。私は,そんな彼に感銘を受けただけでなく,こういうクレバーな選手をきちんと育てられる指導者に尊敬の念を覚えた。まず相手を観察し,考え,戦いの方針を決めること。この選手は私の長男とほぼ同じ歳なのだ。