openSUSE

最近ほとんど使うことのない JCS 製 Pentium III 1GHz, 256MB マシンに,openSUSE 10.3 をインストールした。少しは Linux にも触れようと前々から考えていたのである。FreeBSD メインはこれからも変わらないと思うけど,なにかと対応の遅い FreeBSD では動作しないアプリを Linux で試してみる,自作ソフトを Linux で動作確認する,といった用途を考えている。

Linux にはいろんなディストリビューションがあって,どれにするか悩むところだった。LaTeX 多言語処理に関して尊敬する N 先生の影響もあり,openSUSE を選んだ。ロシア語 LaTeX についてお世話になった V. ヴォローヴィチ氏が愛用していた Debian GNU/Linux にも,私は食指を動かされていたのだけど。ドイツの開発者が中心となって構築された openSUSE はヨーロッパではもっとも普及している Linux なんだそうである。ロシアの Linuxer の間では Ubuntu が人気のようである。

ちょっと古めの PC なのでハードウェア認識トラブルもなく,インストールは終了した。デスクトップの選択で Gnome を指定したのだが,使い勝手において Windows とほとんど変わらないのにびっくりした。主なアプリはすでにセットアップ済みで,仮名漢字変換もすぐ使用可能な状態になっている。これだと UNIX を使っている感じがまるでしない。