朗読フェスティバルに行ったついでにお茶の水で中古レコードを仕入れた。CD1枚,LP3枚。LPは1枚400円くらいの叩き売りの箱から掘り出した。休みになってようやく落ち着いて聴き入った。
CDはシギスヴァルト・クイケンによるバッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲,2回目の録音。LPはアンサンブル・タッシによるモーツァルト,クラリネット五重奏 (渋い)+ピアノと木管のための五重奏曲 (超渋い),ミュンヘン・ロシア室内合唱団によるロシア正教会の合唱曲集 (さらに渋い),そしてレナード・ペナリオによるピアノ小品集 (懐かしい!)。
レナード・ペナリオのレコードは,大昔の東芝セラフィムシリーズの1枚で,学生のころお気に入りだった。これは,半期9万円の大学授業料も払えない (というか使い込んでしまう) 手元不如意に,泣く泣く売っぱらった思い出深い盤のひとつである。レナード・ペナリオなんていまや誰も知らないかもしれないけど,確かな腕前の米国のピアニストである。スカルラッティのソナタ,リストのカンパネラがいいんだな。