サラファンのロシア料理

昨日五月十二日は,仕事のあと,妻とロシア料理を食べにいった。妻の職場のある神保町の『サラファン』というお店。南北線溜池山王から永田町乗り換えで半蔵門線の神保町。職場から古書街にわずか二十分で行けるなんて知らなかった。

ボルシチ,ピロシキ,クリームソースのビーフストロガノフ,プディングのデザートとロシア紅茶のコース。サワークリーム入りのボルシチがよかった。この店は評判のよい老舗で確かにおいしかったけれど,この前行った『ろしあ亭』のほうが満ち足りたなあ。それにしても,ロシア料理店というのはどうしてどこも狭苦しいのだろうか。となりの四人組の女性客が,あまりに密接しているので,気になってしようがなかった。

『サラファン』を出たあと,すぐ近くの古瀬戸珈琲館に入った。深い焙煎の苦いコーヒーを飲みながら,なぜか妻を相手に,大型汎用計算機の神話的高信頼性の話をした。昔担当したシステムの大型汎用機は,金がかかるし構築がシビアで苦労したが,五年間誇張なしにノーダウンだったのに対し,いまのサーバは設定がラクで安価ではあるが,ぽこぽこ壊れて運用で苦労させられる,などなど。新しいものほどストレスを強いるという人生訓のつもりか。

帰りに子供たちにアイスクリーム,屋台のたこ焼きを買った。