Mac OS X 10.4.3 update を適用してから,調子がよい。
昨年 4 月末に手に入れた Mac は,iTune で音楽を鳴らしていたり,sleep させたりすると頻繁にフリーズしていた。あまりに当たり前の操作で起こるのだから,当然 Apple も認知しているんだろう,すぐ修正されるんだろうとの思いをよそに,インターネットで検索してもこの問題で騒いでいる記事がなかったので,つくづく Mac は隠し事をする陰湿な世界なのかなあとつまらない勘ぐりをしていたのだった。
ネットワークを通じて度々アップデート通知があり,そのつど期待しながら修正版を適用し,そのつど裏切られ,そのつど Emacs を再インストールさせられたが,昨年 11 末に PowerMac G5 用ファーム修正を含む 10.4.3 を入れ込んでから,問題が発生しなくなった。虹色のボールがくるくる廻って考え込む場面はまだないわけではない。でも,作りかけの文書がパーになって,やり場のない怒りに震えることはなくなった。
Mac OS X は BSD UNIX がその基盤にあり,従来の Mac OS の豊富なアプリケーション・サポート,遊び心と,UNIX の強力なツール群,硬派な開発者精神が共存した素晴らしい OS である。あとは X11 と Aqua がきちんと連携してくれれば申し分ないのだけど。最近,Intel プロセッサでも動作するようになったらしい。Microsoft にとってはとんでもない事件ではないかと思う。
10.4.4 update の通知がきた。どうしようか迷っている。パッチを当てると,また Emacs の再構築をするはめになるんだろうなあ。