ガラ携からスマホに移行 — テザリング設定

いまさらながらではあるが,会社支給の携帯電話をガラ携からスマホに移行した。部のインフラ担当者が俺に気を遣ってくれたらしく,機種変更を申請してくれていたんである。

ガラ携は 2011 初からもう五年以上使用しており,大震災その他のさまざまなときに携帯していたものでもあり,自社製でもあり,たいへんに愛着がある。仕事では電話が出来,メールが出来れば,目的に適う。Web も,LISMO 音源再生も可能だし,バッテリーも長持ちするし,何の不都合もない。「ガラ携」というのは「ガラパゴス携帯電話」の略だそうで,日本独自の進化により却って市場で負け組に堕してしまった典型なわけなんであるが,俺自身は,スマホ全盛になった今日現在も,機能的にはガラ携で十分だと思っていた。スマホなんて電話もできるゲームマシンだと思っていたのである。

やって来たのは iPhone6s。小さいほうがよい,大きなディスプレイモデルはいらん,ということでこのモデルにしたんである。俺の会社は携帯電話市場でみごとに競争から脱落し,この分野では部材供給メーカに甘んじており,もはや自社製のスマホが供給されるなんてありえず,よってもって iPhone。会社の資産管理シールが Apple ロゴ・禁断の果実のすぐ下にデカデカと貼付されていて,みっともない。

支給されて,アドレス帳の移行など面倒極まりない作業を一通りなす。スマホに換えた上は,仕事の環境が少しでも改善されなければ意味がない。ポケモンGOをするために移行したのではないからである。そこで,かねてから興味のあったテザリング環境を設定した。テザリング tethering とは,スマホを IP ルータとして機能させ,PC から WiFi,Bluetooth,あるいは USB 経由でスマホに接続することで IP 通信を実現する機能のことである。テザリング機能は携帯電話会社と追加オプション契約が必要なのだけれども,幸いにも契約オプションに含まれていた。au サイトを参照しながら iPhone の設定をした。

これで,会社から支給されているノート PC(セキュアシンクライアント)からも,自宅の Macbook Pro からも,iPhone に WiFi 接続してインターネット通信が可能になった。外出先でも仕事が出来るというわけである。

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Macbook Pro から iPhone6s のテザリング機能を使う