年末,東京駅 100 周年

2014 年 12 月 20 日。冬至も近い。今年ももう残すところ十日ほどになった。いっぱい仕事が溜っていて,ま,頭痛いやら,ヒマより多忙のほうがマシやら,師走らしい気分ではある。

今年の漢字やら,流行語大賞やら,年末恒例の総括的イベントもほぼ終わり。アベノミクスによる景気好転機運に大きく水をさした四月の消費増税。で,消費が減退し実質 GDP 減。消費増税をアベノミクスの一政策だと思っている人が結構多いが,消費増税はアベノミクスとは無関係で,これまで二回やって二回とも政治家と国民が騙された,財務省によるただのペテンであろう。三回目もやっはり日本国民の足を引っ張っている。増税分は社会保障に回すなどと言っていたくせに,消費増税 10% が先送りになりその財源がないと来た。公務員のボーナスは大幅にアップしたのに? まったくのペテン。で,今年の漢字は「税」。洒落がまったくない。だメよ〜だめだメ。レリゴー。ん? 俺は「雪の女王のアナ」だと思っていた。いイぢゃなイの〜。

昨日,会社から帰宅する際,JR 渋谷駅・山手線ホームで客の待ち行列に並んでいたら,いつもの緑色とは違う,大阪環状線みたいな橙色の車両がホームに入って来た。ドアの横に「東京駅開業 100 周年」とある。なるほど,記念車両らしい。これに乗り込んで,混雑する車内を眺めると,すべての広告が 1914 年からの 100 年間の東京駅の回顧展のような掲示になっていて,乗り換えの品川駅までそれらをみて退屈しなかった。今年は新幹線も開業 50 年だった。そのうちの四分の一の二十五年は俺だってこの東京駅の世話になったのかと思うと,ため息が出た。ま,わが国の鉄道インフラも新しい世紀に突入するわけである。

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山手線・東京駅 100 周年記念車両,at Shibuya St., Dec. 19, 2014.

来年はどうなるのか。衆院選で安倍・自民党が大勝し,消費増税 10% もなくなりそうである。アベノミクスは輪転機を廻しているだけで現時点では株主と大企業だけが儲けているようにみえる。それでも仕事が確実に増え,そのため求人倍率が上がっているのは間違いない。とすると,もうしばらくガマンすれば,労働者の懐にもカネが回って来るようになり,消費も増え,皮膚感覚で景況感が上がって来るかも知れない。それを信じて仕事をしませう。