夫婦で焼鳥を食う

昨日,会社からの帰り,道玄坂にある与謝野晶子の歌碑を改めて注視した。母遠うて瞳したしき西の山 相模か知らず雨雲かかる。私にはこれほどの望郷の念はない。

渋谷駅ホームで電車を待ちながら,ガラケーで Yahoo! ニュースを閲覧していて,サンケイスポーツ記事の見出しにオヨヨ。「杉本彩,王さんの前でノーパン始球式『(王さんとは)20 数年ぶり』」。杉本彩が王貞治(いまや巨人の,というよりソフトバンクの,世界の王)を喜ばせるためにパンツを履かずに始球式をやったってか? さすがは杉本彩さま,檀蜜さんの上を行くお色気始球式を目指したのか? 帰ったら動画がアップされていないかチェックするぞ! ナニ? 王さんと二十数年前にもノーパンでやったってか? 否。よく視たら,ノーパンではなくてノーバン(ノーバウンド)であった。あ,記事はこちら

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元住吉・浪漫亭

このあと,元住吉で妻と二人で食事。仕事帰りに JR 武蔵小杉駅で待ち合わせ,そこから東横線元住吉までてくてく歩いた。この日は旧暦九月九日の重陽節。縁起よし。翌十月三日が私の誕生日でその前祝い(否,これがお祝い)。元住吉・ブレーメン通りにある『浪漫亭』という焼鳥屋。モノトーンの暗い和風の雰囲気がなかなかよい店だった。塩にこだわった鳥の串物,「地獄煮」なる激辛の煮込み料理(韓国料理のスンドゥブチゲのような一品だった)を楽しんだ。

先日,このブログに書いたからか,妻が言うには,東電OL殺人事件はこれに取材した小説がたくさんある。桐野夏生の『グロテスク』の印象が強いとのこと。そのほかにも,佐野眞一のノンフィクションなんかも読んだらしい。「なんか,あのころ関心が高かったのよね」。私のみるところ,女性は,表と裏の激しい二面性を秘めた同性に,どこか惹かれるところがあるんである。真面目な女性ほど,人生で一度はホステスみたいな色事商売をやってみたい(誰でもなれるわけではないが)と思うものである。多分。

Facebook でたくさんの方々からお祝いのメッセージをいただいた。ありがとうございます。