いろいろ起きてますね。
オウム真理教による地下鉄サリン事件で指名手配されていた高橋克也容疑者が逮捕された。菊池直子容疑者が捕まってから世の大いなる関心を惹き,警察が大々的な公開捜査を行っているなかで,高橋逮捕は時間の問題の様相を呈していた。彼は,私と同じ川崎市幸区民として逃亡生活を送っていたらしい。オレもどこかですれ違ったりしていたのかもなー。Muza Kawasaki あたりにもよく出没していたそうだし。
1995 年 3 月の地下鉄サリン事件は,とうとうこんな時代になったのかという衝撃的事件だった。たしか月曜日の朝,私は出社した直後で前週分の作業票(作業の時間記録)を書いていた。「霞ヶ関でテロ事件が発生した模様。そちらへの出張は控えるように」のような社内放送が流れ,ちょうどその時間,某省庁担当顧客との打ち合わせに霞ヶ関に行っていたはずの上司がひどく心配になった。ありありと覚えている。バブルがはじけ二年。その年,阪神淡路大震災が発生したばかりだった。時代は変わったんだと。日本はこれから崩壊するんだと。
それからもう十七年である。あの事件は何だったのか。世の中に絶望し救いを求めるフツーの人たちの集団が狂的テロに走ったあの事件。きちんと事件の背景を検証し警察白書なんかで総括すべきだと思う。いずれまた,これと似たような事件が起きるんじゃなかろうか。
サッカー五輪代表予備登録メンバーが発表された。オーバーエイジ候補選手がようやく明らかになった。でも GK 林選手が何で必要なのか。権田くんのプライドを打ち砕くことが目的か。また,DF 約 2 名がどうしてまだいるのか。そうか,予備登録で 35 人もできるんだから,まだドンブリってわけか。ま,吉田くんなんかの名前があり,少しは守備陣へのテコ入れがなされるようだ。でも,グループリーグが突破できればオンの字。男子については「メダル」は半世紀早い。でも期待したい。サッカー日本代表について語るとき,「でも」尽くしになってしまうのは何故か?
消費税増税法案の今国会での成立に向けて最終局面というところ。民主党のマニフェストをホネ抜きにし,脱原発もホネ抜きにし,自民党もなし得なかった,財務省をはじめとする霞ヶ関官僚の長年の悲願を,野田さんがドロをかぶって実現してくれるわけだ。この法案は出来レースであって,国民背番号制度であるマイナンバー法案 — 国民からきっちり税金を巻き上げ,社会保障を値切るための法案も,何十年も議論され,そのたびに廃案にされて来たのに,今年の二月,あっさり閣議決定の上,国会に提出された。増税環境整備の前提法案だからである。官僚からすると「野田さまさま」なのである。東電は値上げ。このヤロー。
民主党の田中美絵子衆院議員が,国交省高級官僚との「不適切」な関係を『週刊新潮』にスッパ抜かれ話題になってます。「スポーツ報知」などが群がって,あることないこと書き立てている。でも,これっていい話じゃなかろうか。恋愛が「悪」だとしたら高級官僚にこそ「不倫」の非があるわけだ。田中議員はあれだけの美貌の持ち主なんだから,永田町に群がる誰かとデキちゃっても不思議はない。
なのに,これを「犯罪」であるかのように騒ぎ立てるバカが多い。 「田中辞めろ」? バカか。国会議員は犯罪者でも会期中は逮捕されない選ばれた人たちなのだ。この官僚は『週刊新潮』記事の出る前に更迭されたそうである。消費税法案等が大詰めのこの時期,私なんかにはこっちのほうが,工作の臭いプンプンである。
民主党・田中美絵子議員の醜聞よりも,自民党・片山さつきの次長課長・河本イジメのほうがよっぽど「犯罪」的である。国会でわざわざ実名を上げてあたかも「不正」受給していたかのように取り上げるのは,他人の家庭事情の非道な暴露である。この問題は,自治体による生活保護政策のあり方を提起すべきなのに,彼女の一連の大騒ぎがただの個人攻撃で終わったことにある。片山さつきっていうおばさん,スタンドプレーで他人のプライバシーを平気で踏みにじる人のようである。