Конкорданс к тексту А. С. Пушкина プーシキン見出語コンコーダンスにタブ・インタフェースを追加した。これは複数のコンテンツを重層的に保持し,上部のタブでコンテンツを切り換えながら情報閲覧できる便利なインタフェースであり,最近のブラウザはこのタブ・ブラウズ機能の有無で機能性の差がくっきり出るといってもよい。
Wt には,タブ・インタフェースを簡単に構築する Widget Wt::WTabWidget クラスが用意されている。
#include <Wt/WTabWidget>
using namespace Wt;
...
// ページ枠組みを確保(<div>〜</div> のようなもの)
WContainerWidget* frame = new WContainerWidget(root());
frame->setStyleClass("frame");
// frame のなかにタブインタフェースを構築
WTabWidget* tabs = new WTabWidget(frame);
WContainerWidget* kwic = new WContainerWidget(frame);
WContainerWidget* opts = new WContainerWidget(frame);
WContainerWidget* rkbd = new WContainerWidget(frame);
WContainerWidget* genr = new WContainerWidget(frame);
WContainerWidget* desc = new WContainerWidget(frame);
tabs->addTab(kwic, L"KWIC");
tabs->addTab(opts, L"Опции");
tabs->addTab(rkbd, L"Русская Клавиатура");
tabs->addTab(genr, L"Жанровые Разделы");
tabs->addTab(desc, L"Описание");
とやると,上の図のような KWIC(KWIC 表示領域),Опции(オプション設定タブ),Русская Клавиатура(ロシア語疑似キーボード),Жанровые Разделы(ジャンル分類タブ),Описание (説明書きタブ)の五つのタブが生成できる。タブそれぞれがバインドされているオブジェクト(WContainerWidget* kwic など)に紐付けて,そのタブ内のコンテンツ・オブジェクトを追加して行く。
タブ・インタフェースへの変更に伴い,ロシア語疑似キーボードやジャンル・オプション,説明書きなど,それぞれのタブにしまいこんでスッキリした。ロシア語キーボードも,この際,JavaScript をやめてすべて Wt Widget で書き直した。説明書き(Описание)はまだ不十分であるが,少しずつ改訂して行きたい。
娘が古文単語の暗記のために読んでいる受験参考書を見せてもらった。板野博行著『ゴロで覚える古文単語ゴロ565(ゴロゴ)』(アルス工房発行)。565 の古文単語をゴロで覚えようというもの。この手の学参は昔から結構出ている。邪道だと腐す真面目な教育者もいるようである。けれども,読んで面白いし,これで古語が身に着くなら,邪道でも何でも,形振り構う必要はない。
「おもて(を)ふす」という語には,「表にブスは不名誉だ」。「つきづきし」—「月々死ぬ目にあっている」。「いぶせし」ー「井伏氏は憂鬱だ」。♥付きはお色気もの。「すさび(荒び・遊び・進び)」—「♥スー寂しいの,気まぐれにもて遊んで」。「たゆむ」—「♥たゆむ巨乳に油断する」。
古典では現代語と似た言葉でもいまとはかけ離れた意味で用いられたものが多く,それらを語呂合わせで詰め込もうとしている。なかにはキモのよくわからない厳しいものもあるんだけど,上記の通り爆笑させてくれるものも多い。受験生でなくても,読んで面白いのでぜひ手に取ってみてください。