U-23 日本代表がバーレーン相手に 2-0 で快勝し,ロンドン五輪出場権を獲得した。おめでとうございます。なでしこと一緒にロンドンで輝いてほしい。
前半はボランチと2列目との距離感が悪くて,昨年のマレーシア戦(五輪最終予選初戦)をいま再びみているような,間延びしたつまらない試合運び。東,もう少し下がって中で動き回ってスペース作れよ,ったく,って感じであった。ま,これも守備的に危なげなく動かそうという意識だったからだろう。後半,扇原選手の右足でのラッキー(というのも彼は左利きだから)とはいえ美しいゴールが決ったら,試合の流れが決してしまった。バーレーンが前がかりになり,ただでさえ雑なのにいよいよ脇の甘い攻撃をはじめたおかげで,日本の追加点は時間の問題のような雰囲気に。清武選手が豪快な2点目を上げて勝負が決った。
今日も斎藤学くんが出て来ていい動きをしていた。この子,わが川崎市幸区鹿島田・地元の俊英で,ウチの息子より一つ先輩である。幼いころから近所で有名なサッカー少年であった。息子の話では,いつも一人で試合をし一人で勝負を決めていた。U-23 代表に呼ばれているのにぜんぜん出て来ないので家族みんなでイライラしていたんだけど,先のマレーシア戦で途中出場したと思ったらキレキレのプレーを見せてくれゴールまで上げたので,「何で関塚さんこれまで斎藤くんを使わなかったの?」とうれしいやら頭に来るやらであった。ロンドン五輪最終選抜メンバーにもぜひ残ってほしいものである。
テレビ観戦のあとネットでスポーツニュースをみたら,左サイドバック比嘉選手とボランチ山村選手をコキ下ろす Yahoo! コメントがいまだに多くてウンザリ。たしかにボーンヘッドも多いが,とくに比嘉選手,今日は体を張ったよい守備をしていたと思う。山村選手は 2010 アジア大会ではなくてはならない攻撃的ボランチだったのに。山口螢選手も,私にははじめはどうもなぁと感じられたボランチだったが,試合を重ねるにつれいいプレイヤーだと見直させられたんである。水沼宏太どうしたの? かくして代表の顔ぶれは 1, 2 年ですっかり様変わりする。五輪本戦ではまた様変わりしているはずである。U-23 男子は,女子と比べると,— 可哀相に,— その期待の低さ(予選突破がせいぜいである)に愕然としてしまうわけだけれども,それぞれが日本のナショナルチームの一員なんだから盛り上げてあげなくちゃ。
今日は 3.14 円周率の日。ではなく,ホワイトデー。π ではなく,パイやクッキーの日。妻と娘に,北海道・六花亭のマルセイバターサンドと,札幌のどこやらの有名店のチェコとクッキーのセットをお返しした。息子はというと,うまく行っているのかも不明のガールフレンドと,母・妹とのために,バイトで貯めた金から1万円もはたいて,Sola とやらのブランド・スィーツを渋谷にまで出向いて買い込んで来て,プレゼント。己の貧しかった学生時代を思い出すにつけ,私は息子のサービス精神にはとうてい敵わないと感心した。金の使い方がヘタなのは私と同じらしい。
明日(というか零時を回ったので本日)は 3.15。何というわけではないけれども,“Idibus Martis”(三月十五日に)というやつで,西洋の大昔からカエサル暗殺の日として,あんまりめでたいとはいえない日ではなかろうか。何か陰謀めいた事件が起きたりして。サイゴ(315)の日ってわけね,と妻は冗談を言っていた。へい。