没後150年 歌川国芳展

『没後150年 歌川国芳展』に行って来た。六本木・森美術館。前々から観たいと思いつつ,最終日の今日,なんとか繰り出すことになった。バレーの練習とバレンタインデーのチョコ作りとで忙しい娘は悩んでいたが,国芳観たいってことで私と出かけることになった。

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森美術館は六本木ヒルズ 52 階にある。午后二時過ぎに家を出て 2:50 には森美術館の前に立っていたんだけど,最終日だからか長蛇の列。切符購入,エレベータ移動,さらに入場で一時間を費やした。場内も人だかりでゆっくり眺めて歩くという雰囲気ではなかった。

この展覧会は前期・後期で展示物が入れ代わるタイプで,國芳といえば頭に浮かぶ『相馬の古内裏』は前期の目玉になっていたらしくこの目で拝むことはならなかった。でも,『平知盛亡霊の図』,『通俗水滸伝豪傑百八人之一個』,『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』などの武者絵,関三十郎・瀬川菊之丞・中村芝翫の役者絵,美人子ども十二ヶ月の美人画,絵師の愛した猫・人体をモチーフにした戯画,などなどお目当ての作品をわんさか観ることが出来た。絵を少し習った娘も「この青と緑の中間色,あれいいよね。今日は中味が濃かった」と満足したようである。

次は『國芳もやう正札附現金男 野晒悟助』。髑髏模様の袈裟を羽織った鯔背な侠客を描いている。髑髏を猫で形作った騙し絵を身に纏っているなんてマンガの世界である。

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図録,絵はがきなどを買って帰って来た。

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