携帯電話の普及の影響で,いわゆる加入電話に掛かって来る場合が最近はほぼ限定されている。一,田舎のおじいちゃん・おばあちゃん。二,ママ(洗濯物入れて・ご飯店屋物ですませておいて)。三,セールス。他人からの場合はまず間違いなくセールス業者である。つまり,メールで言えばスパム。ファクシミリですら業者からの着信ばかりで,相手番号通知機能を契約していないと,自動着信したものはすべて削除せざるを得ない。何のための FAX 複合機なのか途方に暮れるんである。
セールスで多いのが「老後の年金補填のための不動産投資」云々。ま,内容はさておき,こちらの意志によらず自宅の電話に掛けて来るそのこと自体に胡散臭さがあり,業者からのメールなら「迷惑メール」として即ゴミ箱行きにするとすれば,こういう電話はまず間違いなく「迷惑電話」と判断してよい。All About サイトにその撃退法が掲載されていたので,ご参考に:『マジメな?セールス・迷惑電話撃退法』。
業者がどうしてウチの電話番号を知り得たのか興味深い。おそらく金に困った社員が企業社員名簿・個人情報データを業者に売ったのだろう。とにかく,こういう電話は頭に来る。顔の見えない電話越しに一方的な押しつけをして来るからである。何度断っても,「お会いして具体的にお話したい」の一点張り。疲れる。もう私は面倒なので(まったく声色を変えないで)「お父さんはいません」でいつも終わらせている(これだとまた掛かって来る可能性があるが)。今度ヒマで死にそうなときに掛かって来たら,All About の撃退法を試してみようと思う。ここでも述べられているとおり,業者の法的企業情報(会社の正式名称,所在地,代表者氏名,電話番号,担当者氏名,責任者氏名)をこちらも最初に知ることが基本である。