クリスマスプレゼントを家族で交換した。これはとてもよいことである。子供たちからは,部屋着をもらった。普段,私がまったく衣類に関心を示さないからだという。そして,リラックマのマスコット,マトリョーシカの小物入れ。
妻からは,最近私が芭蕉の俳句を調べているからか,俳句の本を二冊。とくに俳句教養講座第二巻は,五七五という定型の意義,切れ字の考察など,俳句の「詩」としての本性と根本から向き合う論考を含んでいて面白そうである。山本健吉による鑑賞手引書風歳時記もほしい一冊だった。
以下は私が子供たちにあげた品物。
これは伝説的ロックバンド,キング・クリムゾンの第四作 Islands。いきものがかりなどの JPOP が大好きの息子に,私の青春時代の幻影を少しは知らしめてやろうと思った。
これは歴史好きの息子に,「学」というものがどういうものか少しは押し付けてやろうと思って選んだ本。
レディー・ガガは娘のお気に入り。とはいえ,こんな過激なジャケットの CD を娘に与えるのもいかがなものか。
あと少ししか残すところがないけれども,今年はショパン生誕 200 周年。そのあやかり作品のようなミステリーを。もう少し硬い本も考えたんだけどどーせ読まねぇなら,やっぱり楽しめる本ということで。そのじつ,「あとでお父さんにも貸してね」というわけである。
Il giardino armonico.
Decca Import (2009-04-20)
これは妻への一品。英国 L'Oiseau-Lyre レーベルの古楽・宗教曲 CD。あと,サボテンを一鉢,妻に贈った。最近サボテンを飾るのが流行っているらしい。就職難・不況感で若者が極度の辛抱を強いられるこのご時世,微々たる水分で耐え忍ぶその様がいじらしい共感を呼んでいるに違いない。