2010 年度開始

2010 年度がスタートした。今年度は多忙な年にしたいなー。

バンクーバー冬季五輪,パラリンピックが終わったけれど(そういえば,パラリンピック・アイスレッジホッケーで日本が銀メダル! うちの会社の選手がいるので,健常者の五輪よりも感動した),J リーグ,プロ野球も開幕した。

阪神,昨年と変わりなくヘボい。一時は投手王国と呼ばれたのに,いまや藤川以外にロクな投手がいない。城島捕手なんて補強したって無意味である(彼が活躍するとやっぱり嬉しいのだけど)。野球はほぼ投手で決まるのに,真弓さん,何考えてんだか。岡田監督のほうが絶対上である。星野監督が阪神を弱者のイメージから解放し,岡田監督がしっかりと受け継いでくれたが,真弓さん(「さん」付けで呼ぶべきである)になって,またかつての「野球は弱いが巨人・中央・東京への反感だけは最強だった阪神」に逆行してしまった。阪神ファンの皆様,次回の優勝は 30 年後です。

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普天間基地移転先候補として鹿児島県徳之島があがっているそうである。徳之島は私の父母の故郷である。大阪で生まれた私も何度も訪れたことがある。正月に帰省して,サトウキビ収穫の手伝いで大いに汗を流したこともある。祖父に連れられて,かつての世界最高齢者・泉重千代さんの家でご馳走になったこともある。幼稚園に上がる前,何ヶ月か過ごし,島口(徳之島方言)をペラペラしゃべっていたらしい(いまは忘れた)。

徳之島のある奄美群島地方は,琉球王国の勢力範囲だった。方言も沖縄と酷似している。太平洋戦争ののち,沖縄と同様,米軍に占領された。米軍基地が集中していた沖縄とは戦略的位置づけの違いもあって,島民の激しい返還運動の結果, 沖縄よりもおよそ 20 年早く 1953 年に日本に返還された。日本から切り離されたそんな歴史過程のただなかに私の父母は大阪に出て来たのである。そんな家族の成り立ちゆえ,私は今般の徳之島基地移設問題のみならず,沖縄についても他人事ではおれないのである。

徳之島は生態系に特徴があり,珍しい昆虫,動植物の宝庫でもある。珊瑚礁の美しさで海は光り輝いている。そこに基地を持って行くのは,自然破壊の一因になるに違いない。残念である。それでも,島は過疎化と産業衰退で困っているわけで,基地招致で経済的効果を得るのは悪いとは言い切れない。徳之島の人たちはそれこそこの二つの間で引き裂かれる思いなのに違いないのだ。

元防衛大臣・自民党小池百合子が徳之島で反対集会を開いた。「美しい徳之島を基地で台無しにしてよいのか」などと宣ったのを私はテレビではっきり聞いた。この,徳之島なんてどこにあるのかも知らなかったに違いない,吐き気を催す「美しい日本」時代の,偽善的エリート(お嬢さん大臣),この期に及んでなんとも「野党政治家」してくれている。アンタに徳之島の事情の何がわかるかというのである。昔,徳之島には日本軍の基地があったのを知らないらしい(私の父は,敗戦で日本軍が放置した零戦に載って遊んだものだと教えてくれた)。そもそも — じゃあ,小池さん,沖縄なら「台無し」にしてもよいってか? 私が沖縄県民だったら,この偽善者を袋だたきにしてやりたいくらいである。それくらい小池の徳之島演説に私はブチ切れたんである。まったく,小池百合子といい,川口順子といい,千葉景子といい,女性大臣(経験者)にはロクなのがいない。

徳之島は選挙では,近隣住民が掴み合いの喧嘩をするくらい,活動が激しい。闘牛の盛んな血の気の多い島である。基地移転問題では賛成派・反対派がどんな様相を繰り広げるのか,私は心配である。
 

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自民党に新党ブームが起きている(そのうち民主党にも起こるだろう)。与謝野元財務相,平沼元経産相が党を離脱するとニュースでみた。まあ,どちらも日本をダメにしてくれた人たちなので,なんの興味もなし。平沼なんて,ただの右翼じゃねえか。