森田健作さんが千葉県知事に当選した。これは消去法による千葉県民の選択結果だと思う。自民党もダメなら民主党もダメ。共産党などとんでもない。ゆえに党派性のない森田さん。千葉県民は正しい判断をしたと思う。
小沢代表の政治献金問題への対応で,民主党支持が低下していることの現れではないだろうか。野党らしい民意の汲み取り方ができるはずなのに,なにか党派の理屈が民意よりも優先されているように思われる。有権者はそういうところをきちんと見ているのである。さらに輪をかけて,民主党幹部は今回の敗因を森田さんの「知名度」に求め,小沢続投の影響を過小評価している。もうがっかりしてしまいました。
景気や雇用問題への対策予算が曲がりなりにも国会を通過し,政策がテレビの CM によっても周知されはじめ,少しずつ私たちの目に見える形になってきた。外交においても北朝鮮のミサイル問題に対して,2006 年の発射事件当時とは比較にならないくらい,戦術性を感じ取ることが出来る(小泉首相,安倍首相のときは発射されてからただ騒ぐばかりだったが,麻生首相は事前に複数のオプションを提示し,国際世論を確認し外堀をうめる努力をしている)。麻生さんの実行力が形になって来たと思う(漢字の知識がないとか,漫画ばかり読んでいるとか,麻生さんの政治家の属性としてはどうでもよい点ばかりをあげつらっているマスコミは,そろそろその偏向報道体質を国民から嗤われてよいころである)。こうした状況で,麻生内閣は支持率をも少しずつ回復して行くのではないだろうか。
千葉県知事選挙の結果は,次期衆議院選挙で民主党が勝利する可能性をいよいよ低いものにしたといえるんじゃないだろうか。