日本映画2作品のアカデミー賞受賞

第81回アカデミー賞選考で,日本映画が『おくりびと』(滝田洋二郎監督作品)外国語映画賞,『つみきのいえ』(加藤久仁生監督作品)短編アニメ賞と,ダブル受賞を果たした。最近珍しいほんとうに明るいニュース。23 日以降,連日大盛り上がりである。

世界に冠たるアニメは別として,近年の日本映画が世界(というかアメリカ)に認められるのは,私にはとても意外であった。同時代の邦画は 1950--1970 年代のそれにとても太刀打ちできない,と私は思っている。『おくりびと』は突然変異か。あるいは新しい邦画時代の幕開けか。それならまさに departure である。

びっくりしたのが,どこかのバラエティで見た本木さん自筆の色紙。最近,筆で字をうまく書くひとに出会うと,尊敬の念を覚えてしまう。ところで,連日のテレビの報道を見ていると,ちょっと余貴美子が影薄く可哀想。

私は,不覚にも,『おくりびと』をまだ観ていない。妻はロードショーで観て,いい映画だったと言っていたのだが。このほとぼりが冷めたら DVD でゆっくりと。