郵便局へ行く

日本を代表する某電機メーカーとシステム構築の打合せがあり,東京丸ノ内の本社に朝一番で出かけた。とくに波乱なく終り,私は郵便局に行くことにした。通販で購入した CD の代金を振込むためである。東京中央郵便局。東京駅の正面にある日本で最大にして由緒ある局だと思われる。

窓口の機械から整理番号を抜き取ると 341 番。現在の呼び出しは 278 番。63 人待ち。窓口が 3 つあり,ひとりあたりのサービス時間を 100 秒と見積って,3,40 分か。ちょっと局内をぶらぶら歩く。記念切手が展示されていて,国際文通週間のシートがここ数年分並べられている。まだ発行が続いているんだなと懐かしさを覚える。10 分ほどして,20 人くらいは進んでいるかなと期待して窓口に戻ると 287 番。アホらしくなって,諦めて帰社することに。

でも振込みはしなくちゃいけないので,会社の最寄りの駅のすぐ近くの深川郵便局に立ち寄ることにした。整理番号 395 番。現在の呼び出しは 370 番。やはり窓口は 3 つ。先ほどの状況からすると 30 分は覚悟すべし。ところが椅子に座って窓口の様子を見ていると,ぽんぽんトランザクションが捌けていって,15 分程度で私の番と相成った。

郵便局のスピードは局によって違うようである。でも倍も差が出るものなのだろうか。窓口業務は二つの局で同じであり,手順も同じわけなんだろうから,大局的に見るとサービス時間は正規分布するはず。倍の違いはたまたまにしては大きすぎやしないか。中央郵便局は「中央」に相応しい特別な仕事をしているからか。中央郵便局での遅々とした進み具合は,指数分布の待ち時間の立ち上がった後に私が列に入ったためか。深川郵便局員が優秀だからか。こういう行政サービスの品質の違いを調査している人っているんだろうか。郵政公社には当然基礎資料はあると思うのだけど。

改めて思ったこと。サービス機関を選ぶときは小さいのがよい。そもそも待ち行列が大きくならない(建屋の外にまで並ぼうなんてやつは普通いない) からすぐサービスを受けられる。