このところ仕事が危機的状況にある。年明け早々に本番予定のシステムの手伝いを命ぜられたのだけど,先日,キーマンの担当者がぶっ倒れてしまったのだ。重要な懸案事項の処置に途方に暮れつつ,とにかく少しでもシステム業務を知る技術者を掻き集めて,問題対策を行っている。週明けに顧客に対策版を提供する約束になっていて,今夜から明日が勝負なんである。
担当者はこれまで何から何までひとりで背負わされてきたらしく,ここに来てぶち切れてしまったのだ。少し休ませないと取り返しの付かない状況の出来も考えられ,どちらかというとシステムの問題よりこちらのほうが心配なのだ。
天皇誕生日もクリスマスもへったくれもない。新婚ホヤホヤの別の担当者は,この背水の陣にあって,奥様がこれまたプッツン状態だという。今日も徹夜をさせているこの私は地獄行きか。SE になるということは,ダンテの歌うごとく,「なべての望みを捨てよ」ということなんだろうか。これは少なくとも煉獄だと思いたい。Quo vadis, domine?
『美文書』第4版の errata を書かなくちゃと思いつつ,メールにも返信できていない。でもサポートページは着々とできあがりつつあり,気づいていたところは I さん,K さんがきちんと反映して下さっているので,私の出る幕はなさそう。I さん,K さん,ごめんなさい。もうしばらくは LaTeX どころではありません。