ワールドカップ

ワールドカップ第三戦,日本はブラジルに1—4で完敗し,一次リーグ突破は叶わなかった。子供達と早朝に起き出してテレビ観戦した。三都主のトリッキーなアシストから玉田がスカッとするゴールを決めてくれた。試合終了後,中田選手が悔しさで立ち上がれなかったのが印象的だった。この三試合,世界との差を見せつけられたとしかいいようがない。

こうして強くなってゆくのだと思う。この二年くらい,アジアカップからワールドカップ予選,本大会と日本代表は大いに盛りあげてくれてよかった。昔,アルゼンチンのケンペスやマラドーナ,ドイツのベッケンバウアー,ミューラーが活躍していたころ,日本がこの大舞台に立つこと自体,私には夢のように思われた。あの強豪チェコでさえグループリーグ敗退である。あの韓国でさえ二〇〇二年に初勝利を収めたくらいなのだから,日本はフランス,日韓,ドイツとまだ三回目だし,当分修行が続くと考えてもおかしくない。また四年後に向けスタートするんだなと思うと楽しみである。もちろん世界の強豪国が比較的順当に勝上がった今回のワールドカップ決勝トーナメントも残っていて,次は娘とのトトカルチョが楽しみである。

ところで,ワールドカップが開幕して世界中の男どもがサッカー観戦に熱中して女房の話もウワのそら,バカ亭主急増中!との記事が新聞に出ていた。奥さんへのシュートは?,とまでは書いてなかったけど。

今日のブラジルは,重戦車アドリアーノもロベルトカルロスもお休みだった。それなら日本に貸してくれればよかったのにと妻は冗談を言っていた。