キーボードのお掃除

屋根裏部屋のお掃除をした。ここは私のいちおう書斎で,本やら,PC やら,オーディオやら,レコードやら,私の煩悩の求める品々が日々増殖している。本はもはや書棚から溢れ床に重ね置きの状態になってしまっている。よくものをなくす子供たちには口うるさくあとかたづけを要求するけれども,私自身が雑然とした性格であり,この部屋をみると整理整頓なんていえた義理ではない。

ウェットクリーニングティッシュで PC,オーディオ,書棚を磨いた。キーボードにはホコリが溜まりまくって鬱陶しかった。愛用の SGI,DEC,そして PowerMac の 101 英語キーボードもきれいにした。

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DEC のキーボードは数年前アメリカのキーボード収集マニアから個人的に仕入れたもの。Digital Equipment Corporation は Compaq に吸収されてすでに久しいが,かつては PDP シリーズ Ultrix システムを販売し,Unix 文化の華々しい成果を育んできた伝説的ともいってよいメーカである。私は DEC の 101 英語キーボードが欲しくてたまらず,探しまわってやっとアメリカの個人サイトで中古品を見つけ出したのである。一時期メーカの PC キーボードの供給を一手に引き受けていたミネベア製である。RT6856T という型番のメンブレンタイプのキーボードであり,もうひとつ私の愛用する Silicon Graphics 社製のモデルと同じである。適度な重さ・深さのストローク,グレイで色分けされたコントロール系キー,ごつごつした重量感など,最近のメーカ製のものとは違う存在感がある。