メールアカウント

メールをチェックし必要に応じて返信することを義務だと思わないひとにメールアカウントを付与するのは悪だと思う。また,アカウントを付与するのであれば,そういう習慣をマナーとして通達・指導する義務が管理者にはある。なぜなら,メールアカウントをもらったひとは,アドレスを持っていると年賀状なりに書いちゃったりして知人に公開するかも知れないが,メールチェックの習慣がないとメールが来ても放置してしまい(そういうのをリテラシーがないという),知らないうちにそのひとの人間関係を壊すことになりかねないからである。ビジネスの世界では,問い合わせのメールに返信しないと,取り返しがつかないことになるのは常識である。メールアカウントを持っているひとがメールを見ていないなどありえないという前提なのだ。要請が無視されたという顧客クレームに対し,「メールを見ていませんでした」というのは斟酌の余地のない瑕疵なのである。私だって嘲笑するだろう。だから,大学などでリテラシーのない学生に無条件にメールアカウントを付与するなんてナンセンスであるだけでなく,学生本人にとって危険窮まりないと考えてしまう。