7日に技術評論社から『LaTeX 美文書作成入門』第4版が届く。ひょんなことからほんの少しだけ原稿作成のお手伝いをすることになり,見本誌としていただいたのである。届いた日は自分の関わった章を確認する程度だったが,お休みの今日,ひととおり流し読みした。入門書でありながら,最新の TeX 事情,プロの出版現場のノウハウまでがきちんと述べられていてさすが。Utf82TeX のことが触れられていてドキドキしてしまった。この本は十二月十二日発売とのこと。日本の LaTeX ユーザ必携の改訂版であり,いただいた見本誌は記念として保管しておくことにして,日常のリファレンスとして自前でも一冊購入するつもりでいる。
im-textools-0612 を公開した。今回は Utf82TeX のドキュメントを TeX で書き直し,PDF にして添付した。『美文書』の原稿のために生成した LH OT2/T2D の Type1 フォントも添付した。もともと,多言語 TeX のためにせっせと作ったツール,入力メソッド,TeX スタイルを纏めてゆくつもりで im-textools という名前で公開したのだが,実質 Utf82TeX だけのパッケージに過ぎない有様だった。ところが Type1 フォント,PDF ドキュメントを追加した瞬間に容量が 7MB にもなってしまった。やめたほうがよかったかもしれない。
ここのところまたぞろトラブルプロジェクトの手伝いをしていて,はまりつつある。追いつめられないと仕事の充実感が得られないタチなので,これもまたよし。まだ常識的な時間に帰宅できるのだけど,正月は休めるんだろうか。一月四日本番。
もうひとつ,今日 Ozon から Ю. М. Лотман の "О поэтах и поэзии. Анализ поэтического текста. Статьи. Исследования. Заметки" が届く。こちらはさしあたりツンドク状態か。